こんにちは。
新潟市の外壁・屋根塗装専門店ハピクルリフォームです。
最近注目されている塗料に「ラジカル制御塗料」というものがあります。
ラジカルとは紫外線や雨などで発生する劣化要因のことです。塗膜が白くなったり粉が出るのは、この「ラジカル」というものが発生したからです。
そのラジカルを制御する塗料が最近開発され、長期間塗膜を長持ちさせてくれるのです。そのため外壁の耐久年数が伸びています。
従来のシリコン塗料より耐久性が高く、13年〜18年は持つと言われています。
そのラジカル制御塗料を今回塗装しました。
塗装前の外壁
塗装前の外壁は既存の塗膜が劣化しており外壁全体が白く変色していました。触ると白い粉がつくチョーキング現象が起こっており、撥水性がない状態です。
このような状態になると雨を吸い込んでしまうため外壁を腐食させてしまいます。
ここからしっかりと塗装していきます。
下塗り
まずは下塗りを行なっていきます。下塗りには「シーラー」という塗料を塗ります。シーラーとは接着剤の役割を果たす塗料で、この上に塗るラジカル制御塗料の密着を高めてくれるものです。
ラジカル制御塗料をそのまま塗ってしまうと剥がれる可能性があるので、先にシーラーを塗ってラジカル制御塗料の密着性を高めていきます。
シーラーは傷んだ箇所を固めて修復してくれる役割もあります。
ラジカル制御塗料 1回目塗装
シーラーをしっかり乾かしたらラジカル制御塗料を塗装していきます。
以前は濃いグレーの外壁でしたが、今回はクリーム色を選択されました。明るくなってとてもいいですね!
ラジカル制御塗料 2回目塗装
仕上げ塗装である2回目を塗装します。とにかくたっぷりと塗って塗膜を厚くつけていきます。
希釈はほとんどせず濃い塗料をたっぷり塗ります。そうすることで厚い塗膜になり長持ちしてくれます。
塗装完了
塗装後はキラキラと輝き綺麗になりました。塗装前は艶がなく撥水性がほとんどない状態でしたが塗装後は雨を弾く耐久性の高い外壁になりました。
最近は「持続可能な社会を作ろう」ということが言われていますよね。物をたくさん買うのではなく、一つの物を長く持ち、環境や経済に負担のない社会を作っていこうということが言われています。
ラジカル制御塗料も持続可能な社会を作るための一環として開発されてきました。
今までは10年に1回塗替えが必要でしたが、ラジカル制御塗料は13年〜18年と長持ちするので塗り替え回数が減り、お財布に優しく環境にも良い塗料となっています。
塗装会社としては塗替えが減ると困ってしまいますが、しかし世の中の流れとしてはとても良い塗料だと思います。
当社もラジカル制御塗料を塗って、持続可能な社会に貢献していきたいと思います。