前回までの記事では「チラシ制作は他人に任せてはいけない」ということをお伝えしました。
広告代理店に依頼すると、尖ったチラシを作ることができないため反応が鈍くなってしまいます。
また、新聞社の発行部数を信用しすぎるとお金をドブに捨ててしまうことにもなり得ます。
チラシはできる限り自分で作るようにした方がいいです。
しかし、チラシを作ったことがない塗装業者がチラシを作るとき、「何を書けばいいかわからない」「上手い文章が書けなくて不安」という方は多いと思います。
私も最初はチラシを作ったことなどありませんでした。
ずっと職人として働いてきたので営業力や会話力はびっくりするほどありません。だから、何を書けばいいのかまったくわかりませんでした。
ですが、「職人である」ということが強みです。この強みを生かして、シンプルに、本音で書くことの大切さを実感しています。
ここでは、初心者の方に伝えたい「チラシに必要な考え方」を2つに分けてお話しします。
1、チラシに何を書くべきか
チラシで書くべきことはこの5つで十分です。
① 自己紹介(顔写真)
あなたが誰なのか。顔写真を載せることで「この人に頼みたい」という安心感が生まれます。
中には顔写真は載せたくないと思い、社長や職人の写真を載せない会社もあります。しかし、そんな弱い覚悟ではチラシで反応を得ることはできません。
本気で問い合わせが欲しいと思うのならあなたの顔写真は必ず載せてください。
② なぜこの仕事をしているか
塗装職人になった理由、この道を選んだきっかけ。飾らなくて大丈夫です。
うまく書こうなんて思わないでください。
文書が下手だったり、素人臭さが出ている方が信頼感を得られやすいです。
ずっと職人として働いてきているので丈夫な文書を最初から書けるはずないのです。
飾らずに、あなたがなぜこの仕事をしているかを書きましょう。
③ どんな想いで塗っているか
「丁寧に塗りたい」「長持ちする仕事をしたい」など、あなたの本音をそのまま書いてください。
「② なぜこの仕事をしているか」と被るところがありますが、ここは信念を書きます。
長持ちさせる塗装をするために私はこのようにしている。ということを書きましょう。
④ どんな人に向いているかを示す
「時間をかけて丁寧な仕事をして欲しい方」「しつこい営業が苦手な方」などをチラシ内に書きましょう。自分に合うお客様を具体的に示すと、共感してくれる方が見つかります。
⑤ 連絡先
電話、メール、LINE。利用しやすい方法で、迷わず連絡できるようにしてください。
新聞を読む人は高齢な方が多いです。ですので、文字は大きくわかりやすく書きましょう。
チラシを書くべきポイント:
上手い文章はいりません。本音で書けば十分です。
チラシは「売る」よりも「覚えてもらう」「共感してもらう」ことが大事です。
難しい言葉を並べるより、あなたの人柄が伝わる一文のほうがお客様の心に届きます。
まずは他社がどんなチラシを出しているかチェックしてみるのも良いでしょう。そのチラシを参考にして自分なりに変更していくのも手です。
まずは、出してみましょう。
2、チラシ作成でやってはいけないこと
チラシを作るとき、絶対に避けてほしいことが4つあります。これらは、チラシの反応を大きく左右するため、必ず押さえておいてください。
安さを一番上に出す
「業界最安値」「格安塗装」を目立たせると、安さだけで選ばれます。
安さで来たお客様は、安さで他社へ流れていく。自分が大事にしている「丁寧さ」「時間をかけること」と相容れない集客になってしまいます。
安さを前面に出さず、あなたの仕事の質や想いを伝えるほうが、長く付き合えるお客様に出会えます。
専門用語だらけ
「下地処理」「ケレン」「二液塗料」「塗膜形成」「遮熱塗料」などなど……業界の人には当たり前でも、お客様には伝わりません。
チラシは専門家向けではなく、一般の方が読むものです。しかも高齢者が多いです。
わからない言葉が多いと、読むのをやめてしまいます。
専門用語は避け、「丁寧に仕上げます」「長持ちする塗装をします」など、誰が読んでもわかる言葉で書きましょう。
文字がびっしり
情報を詰め込みすぎたチラシは、誰も読みません。
細かい文字をびっしり並べると、見ただけで敬遠されてしまいます。
白い余白を残し、重要なことだけを短く。そして自分の顔写真や作業している風景などを掲載しましょう。
読むほうの負担を減らすことが、チラシを手に取ってもらう第一歩です。
ですが、媒体によって「文字びっしり」の方が効果を得られる場合もあります。例えば新聞を読む人は文字を読むことに慣れています。
シンプルなチラシより、文字がたくさんあり読み応えがあるチラシの方が良い場合もあります。ですので、媒体によってチラシの構成は変えるようにすると良いでしょう。
他社批判
「悪質業者は〇〇をします」「手抜き工事をする会社があります」といった他社批判は、信頼を損ねます。
批判している自分自身も、よく思われません。
あなたの強みや想いを伝えることに集中してください。
批判ではなく、自分がどういう仕事をするのかを、具体的に示すほうが響きます。
ですが、批判ではなく、比較をすることは大事です。
「大手ハウスメーカーは中間マージンがあるため高くなるが、当社は下請けに仕事を出さず自社職人で仕事をするため費用を抑えられる」というように、他社と比較し、自社の強みを魅せることは大事です。
この4つは、チラシを作るうえで特に重要です。避けることで、あなたの人柄と誠実さが伝わるチラシになります。
上手い文章は必要ありません。あなたの顔と、本音の一言が、一番の差別化になります。
見積もり・相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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