
このページでは単価が上がらない理由をお伝えします。
理由がわかれば改善策も見つかってきます。
明るい未来を手に入れるためにもまずは毒の正体を理解しましょう。
お客様は職人の顔を知らない
「職人は脇役」
そのように感じる人も多いのではないでしょうか。
私自身も下請けとして仕事していた時はいつも疎外感を感じていました。
職人はただ作業するだけのコマに過ぎないと感じてしまいます。
お客様は職人の名前も知りませんし、顔を覚えてもくれません。
職人はプライドを持って仕事をします。お客様の大事な家を綺麗にしようと頑張っていても、お客様はいつも元請けの顔しかしていないのです。
下請けである以上、この環境は続きます。
この環境が続いてしまうとどんな危険があるかというと、仕事の質が低下しかねないということです。
責任は元請けにあるため、下請けである職人は責任感が薄れてきます。
一人親方や社長であれば責任感はありますが、従業員や見習いの子は自分の仕事にプライドを持てないため責任感が薄れてしまい手抜き工事をしかねません。
このような負のスパイラルにハマると誰も得をしません。誰にとっても悪い状況を作ってしまいます。
お客様に自分の顔も名前も認知してもらえるというのはお客様にとっても自分にとっても大事なことなのです。
比較されているのは「会社」と「金額」だけ

悲しいことに、お客様にはあなたの技術は伝わりません。
あなたがどれだけ良い仕事をしてもお客様の判断基準にはならないということです。
「〇〇建築さんの外壁塗装は出来がいいね」
と言われることがあっても、
「〇〇建築さんの塗装職人佐藤さんは腕がいいね!」と言われることはほとんどありません。
元請けだけが良い評価を受け、下請けである職人は良い評価を得ることはできません。
職人にスポットライトが当たることは無く、元請けである会社にスポットライトが当たるようになっているのです。
そしてお客様は「金額」しか見ていません。
A社:〇〇万円
B社:〇〇万円
C社:〇〇万円
というふうに「どこが安いか?」という基準で選びます。
「この職人がいい」という判断基準はないのです。
なぜなら、お客様はあなたの名前も、考え方も、顔も、ストーリーも知らないからです。
どんなにいい仕事をしても、どんなにお客様のことを思っても、お客様は「この職人にお願いしたい」という流れは生まれません。
ここにも負のスパイラルが働いていると思います。
お客様も職人の顔が分かり、日々どのような仕事をしているか分かれば「この職人がいい」「この職人にお願いしたい」となるでしょう。
そうなれば職人ももっと責任感が出ますし、お客様に感謝してもっといい仕事ができます。
技術が評価される場所に立てていない
評価には条件があるがあります。
どんなにいい仕事をしても、見てもらえなければ評価は生まれません。
技術が評価されるには、最低限この3つが必要です。
・誰がやったか、わかること
・何をどうやったか、伝わること
・その結果、どうなったか、見えること
下請けの現場では、この3つがほぼすべて消えます。
実際の下請けの現場で起きていること
・工事の説明 → 元請けの営業がする
・見積書 → 会社名だけが載る
・クレーム対応 → 会社が受ける
・感謝 → 会社に向かう
つまり職人の技術は会社の技術としてお客様に認知されてしまうのです。
職人がどれだけ丁寧に養生しても、どれだけ下地を気にしても、お客様の記憶にはこう残ります。
「〇〇会社さん、ちゃんとやってくれた」
としか言ってくれないのです。
職人の名前は残りません。
では、職人が評価される場所とは何か
職人の技術が評価される場所とは、職人がメインとなる環境です。
超重要な考え方
・あなたが直接説明している
・あなたの考え方が伝わっている
・あなたの仕事の過程が見えている
・あなたの名前と顔が結びついている
元請けがメインになるのでは無く、職人であるあなたが主人公として前面に出ることが大事です。
上の4つのことができれば、お客様は職人を選びます。
職人が主人公になれば多くの人が喜ぶと思いませんか?
お客様のメリット
・職人の顔や技術力や考え方がわかるので安心して任せられる
・元請けに払う中間マージンがなくなるから工事を安くできる
職人のメリット
・お客様から指名されるため責任ある仕事ができる
・お客様から直接お金をもらえるので、収入が増える
これから人生を好転させていこう!
断言します!
あなたは絶対に元請けになるべきだ!
元請けになり、直接お客様とやりとりできるようになれば、それはお客様にとってもあなたにとっても幸せなことです。
この幸せは、お客様の家族にも伝わり、あなたの妻や子供にも伝わっていきます。
幸福のスパイラルができてくるのです。
どうか、強い意思を持ち「下請け脱却」を目指していきましょう。
もしこれからも下請けをするとどんな未来が待っているのか?
次の章でお伝えします。


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