第4章|下請けを続けた10年後の現実

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とみざわ
とみざわ

このページでは下請けを10年続けた先にあることをお伝えします。

下請けを続けるべきなのか、それとも元請けとして今から動くべきなのか。

一緒に考えていきましょう。

体力の衰え

時は待ってきれません。今も刻一刻と老化しています。

今はまだ体が動いても10年後には確実に衰えはきているでしょう。

10年後も今と同じように変化を起こさず、下請けとして生きていくとどんな現実が待っているのか。一緒に考えていきましょう。

朝に感じる衰え

朝は目覚ましより先に体の痛みで目を覚すことがあるかもしれません。

若い時は気持ちよく起きれていたのに、10年後は苦痛のうちに目覚め、起き上がっても体の痛みでスッキリとしない朝になってしまいます。

今でも気持ちよく起きれなくなってきているかもしれませんが、10年後は今より朝が大変なことは想像できるでしょう。

また、塗装業は天気に左右されます。

朝の天気でその日の仕事が変わります。常に不安を抱えたまま毎朝を続けないといけません。

冬はより苦痛を感じます。手足はかじかみ、心も晴れやかになれません。

今はまだよくても、10年後どうなっているのか。

今と同じような体調を維持していられるかといえば難しいかもしれません。

現場仕事も今と同じパフォーマンスが出せないかもしれません。

心では大丈夫だと思っても、身体がついてこないという現実が待っています。

若い職人との競争

今までは若手だった。

今もまだ若いほうかもしれません。

ですが10年後になればベテランです。

その時に若い職人と同じパフォーマンスができるでしょうか?

若手と同じように重いペンキを持ったり、ローラーを素早く動かしたり、屋根塗装は腰を痛めずに塗ることができるでしょうか。

若い頃は休憩もせず、昼メシも食わず働くことができましたが、年を取るとガッチリ休憩を取らないと夕方まで持ちません。

そもそも足場に上がることも大変になるかもしれません。

若手は素早く動き、ベテランより早く仕事を終わらせます。それでいて金は安い。

動けない老兵。だけど金は高い。

俊敏な若手。だけど金は安い。

こうなった時、元請けも仕事をくれる職人仲間も若手を選んでしまうかもしれません。

周囲のベテラン職人(じいちゃん職人)を見るとなんとなくわかるのではないでしょうか?

動かない老兵を使おうとは思わないでしょう。

このままだと10年後に待っている現実は明るいものにはなりそうもありません。

単価はほぼ変わらない 金は残らない

今もらっている金と10年前にもらっている金はほぼ変わりません。

他の国は手取りが増えているのに、日本だけ10年前と何も変わらないのです。

厚生労働省のホームページを見ると上記の表が掲載されています。

これは世界の賃金の推移です。多くの国では30年間で大幅に賃金が上がっているのに対し、日本は下がることはありませんが上がることもありません。30年間賃金は変わらず、所得が増えない状態になっているのです。

でも物価は上がり残る金は減っていくばかりです。

おそらく10年後もそんなに変わらないでしょう。でも、高齢者は増え高齢者を援助するための保険料はどんどん増えていきます。

経験は増えていくのに単価は上がらず、収入も上がらず。

金はどんどん減り、貯金もできない。

元請けに「金を上げてほしい」などなかなか言えるものではありません。

10年後も同じ生き方をしていたら、きっと暗い日々が待っています。

ではどうすればいいのか?

下請けを脱却して、今から元請けとして生きていけば問題は解決するのか。

残念ながらそんな単純な話ではないのです。

次の章では、なぜ下請けを抜け出せないのか?下請けがなぜ悪ではないのか?についてお伝えします。

暗い話が続いてしますが、章が進むにつれ問題解決する答えを提示していきます。

ぜひ最後まで読んでください。

第5章|それでも下請けが“悪”ではない理由 へ続く

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