このページでは、これから塗装職人が自分で集客して仕事をとっていこうと思ったら何をすべきかをお伝えします。
1年目、2年目、3年目にやるべきことを素人でもわかりやすく解説します。
塗装業を始めたばかりの方や、これから集客を強化したい方にとって「どこに力を入れたらいいか」は大きな悩みです。
当社の塗装集客割合は、
チラシが約7割、ホームページが約2割、YouTubeが約1割です。
今後、この割合も変わってくるかもしれませんが、まだチラシがメインの集客経路です。
だからといってチラシだけやればいいわけではなく、1年目・2年目・3年目で「どこに力を入れるか」を順番に変えていくと、無理なく資産が積み上がります。
この記事では、その流れを素人でもわかりやすくまとめます。
「1年目は何をすればいい?」「ホームページはいつから力を入れるべきか?」「YouTubeはいつから始める?」という疑問に解説をしていきます。
ひとつずつ確実に育てる考え方でまとめているので、これから集客を組み立てたい方の参考になれば幸いです。
すでに何年かやっている場合も、足りていない経路があれば、その年で補うイメージで読み返してみてください。
1年目:チラシ配りに全力を注ぐ
最初の1年はチラシ配りに力を入れましょう。
私も最初はチラシに全力を注ぎました。
というのも、まだ実績がないためホームページに書くこともないし、YouTubeに動画を上げるということもできません。
まずはチラシを配って1件でもいいので受注することが大事です。実績作りのためにチラシは欠かせません。
チラシの反応は最初少ないのが普通です。
というより、ゼロだと覚悟しておく方がいいでしょう。
あなたも経験があると思いますが、チラシが我が家のポストに入ってきて「よし!これだ!申し込もう!」と思うことはまずありえませんよね。
ほとんどのチラシは1文字も読まずにゴミ箱に入れられるでしょう。
ですのであなたが配るチラシもそのような運命になってしまいます。
当社のチラシの反応率は、10,000枚配って1〜3件の問い合わせがある感じです。
反応率は0.03%ほどになります。この反応率はごくごく普通の反応率です。
「10,000枚配って3件の問い合わせって少なすぎない?」と思うかもしれませんが、チラシはだいたいこのようなものです。
「チラシを配ったら電話が鳴り止まないのではないか?」「問い合わせが殺到して大変なことになるのではないか?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。そのような事態には陥りません。
ただし、チラシは配り続けるごとに反応率が上がっていきます。
これは「単純接触効果」という心理効果が効いてくるからです。
人は1度見ても信用しませんが、2度目、3度目と見る頻度が増えると信用し始め、まるで友人のように感じてきます。
チラシも定期的に配ることで反応率や成約率は上がっていきます。
ですので1年目はとにかくチラシを定期的に配るということに全力を注ぎます。
1回配って反応がなくても落ち込まないでください。それで辞めたらダメです。また立ち上がって翌月も配りましょう。
地道に配り続けて実績を作ることが、後のホームページや口コミの土台になります。
受注できたら、写真・施工例・お客様の声として残しておくと、2年目以降のホームページやチラシのネタになります。
地域密着の塗装会社は、顔と実績を地元の人に知ってもらうためにチラシは確実な手段の一つです。
「チラシは古い」と思われがちですが、そんなことはないです。逆に新しい媒体にもなり得ます。
世の中がインターネットに力を入れているからこそ、アナログなチラシは逆に新鮮になっていきます。
チラシの利点は、現物として存在するため、冷蔵庫に貼ってもらったり人に紹介するツールになります。
インターネットだとそうはいきません。記事を読んでもまたその記事を出すことはむずかしいですし、友人に紹介することもなかなか難しいです。
塗装工事をする年齢層は高齢者が多いので、チラシという紙媒体はまだまだ強いです。
インターネットに慣れ親しんでいる30代、40代、50代でもやはり紙媒体は読まれます。紙にはどこか心地よいものを感じるものです。
まずは「チラシで仕事を取り、実績と写真を増やす年」と割り切って1年目は取り組んでいきます。
チラシの作り方についてはこちらの記事一覧で詳しく解説しているので参考にしてください。
1年目〜2年目:ホームページの記事を充実させる
チラシで受注できたら、その内容をホームページで発信していきます。
やはりホームページは重要です。
チラシは営業マンの役割を果たしますが、ホームページはお店の役割を果たします。
チラシを見て「この会社良さそうだな」と思うと、次に取る行動はその会社のホームページをチェックします。
そこでどのような想いで仕事をしているのか、どこに会社を構えているのか、どのような仕事をしているのか。などを確認します。
ホームページを見て「この会社は定期的に更新しているし、良さそうな会社じゃないか。よし問い合わせしてみるか」という流れになっていきます。
ホームページはお客様の背中を押す役割を果たしてくれるのです。
ですのでホームページは絶対に必要になります。
綺麗なホームページじゃなくてもいいのです。素人感あるホームページでも全然問題ありません。当社のホームページは私がイチから作っているものです。
ハピクルリフォームHP
https://025paint.com
ホームページ制作会社に依頼はしていませんので、プロの出来ではありませんが、このようなホームページでも集客や成約をすることができています。
素人感ある方が親しみを与えることもできるのです。
ですので最初から大金をかけて綺麗なホームページを作ろうなんて思わないでください。まずは自社のホームページを存在させ、定期的に更新できるようにすることが大事です。
ホームページでは日々の作業日記や施工レポート、会社情報や強みを書いて、ホームページを少しずつ育てていきます。
あわせてGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にも、写真・投稿・クチコミを地道に増やしていくと、Googleマップ経由の問い合わせがじわじわ増えてきます。
今はGoogleを使う人が増えて来ていますし、Googleマップで優良会社を探す人も増えています。Googleビジネスの活用は必須です。
よく営業電話で「Googleマップで上位表示させます」とか「Googleクチコミを増やします」というものが来ますが、私はそういうものは利用しません。
Googleは故意にクチコミを増やす行為はスパム(迷惑行為)と判断することがあります。Googleを欺く行為はのちのちペナルティを受け、GoogleマップでもGoogle検索でも上位表示できなくなるおそれがあるので、私は自然な形でクチコミを増やしたり、写真や投稿を増やして上位表示させるようにしています。
ホームページとGoogleビジネスの両方を「インターネット集客源」として育てるイメージです。
最初はどの経路も反応は少なめですが、5年ほど継続していると、チラシで知った人・ホームページやGoogleで調べた人が重なり、「勝手に問い合わせがくる」状態に近づくケースも多いです。
それまでは地道にチラシを配り、受注したらホームページに作業日記や会社情報を書いて育てていく流れを続けましょう。
当然ですが、最初から大きな成果は期待できません。実績も信用もない無の存在だった会社がいきなり大きな成果を出すことは難しいです。
ですのでホームページ運営は長期的な視点を持って活動していきましょう。
ホームページでは、どんな小さなことでもいいので「作業日記」を残してください。なぜ作業日記が大事かというと、Googleは「その人しか語れないこと」を重要視するからです。
「今日はどこどこの現場で屋根の下塗りをした。どの塗料を使い、どのように塗装した」という作業日記を書けば、これはもうあなたしか書けない情報です。
リアルな体験として貴重な記事になります。
今はAIもそれなりの記事が書けますが、AIは現場で働くことはできませんし、現場のリアルな実情も知りません。知っているのは職人だけです。職人であるあなたが伝えられることはたくさんありますし、そこには大きな価値があります。
ですのでホームページにはどんな些細なことでもいいので作業日記として残していきましょう。
これが1年後、2年後に大きな資産となっていきます。
3年目:YouTubeに本格的に力を入れる
1年目、2年目はチラシとホームページの2本立てで十分です。というより、この2つに一点集中して力を注ぐことがいいでしょう。
あれもこれもやってしまい力が分散してしまうよりは、1つ2つのことだけに力を注いだ方が結果も早く出ます。
チラシ集客に慣れ、ホームページの記事数も増えてきたら、3年目にはYouTubeに本格的に力を入れていくタイミングです。
「X(旧Twitter)やInstagramやFacebookやTikTokはやらないの?」と感じるかもしれませんが、基本的にこのSNSはやらなくてもいいレベルです。
当社も一応InstagramとFacebookはやっていますが、ここから集客できたことはほとんどありません。
塗装したいと思う人は、YouTubeで情報を入手する人が多いので、YouTube一択で問題ありません。
三脚とスマホで作業中の様子を撮影し、編集アプリ(iMovieやCANVAなど)で編集してYouTubeに投稿するだけでOKです。
ユーチューバーのように面白いことをする必要もありませんし、声を出す必要もありません。ただ淡々と真面目に作業している様子を投稿するだけでいいです。
ちなみに当社のYouTubeはこちらです。
ハピクルリフォームYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@hapikuru-reform
面倒な編集はしません。
今どのような作業をしているか簡単なコメントをしているだけです。
ここも重要な点ですが、クオリティの高いものを作ろうと思うと継続が難しくなります。大事なことは継続することです。
最初は質より量が大事になります。
簡単な動画でいいので、まずはYouTubeチャンネルを作り動画を投稿していきましょう。
特別な機材がなくても始められます。良いカメラなんて不要です。スマホ一台と三脚一つで始めてください。
動画を見たお客様が「この会社は丁寧だ」と感じ、何社かで迷っているときの最終的な決め手になることが多いです。
YouTubeは即効性より資産です。
2年、3年と続けると動画がストックされ、検索や関連動画から自然と問い合わせが増え、大きな資産になります。
1年目でチラシと実績を作り、2年目でホームページを構築させ、3年目はYouTubeに集中しやすくなります。
効果は大きいので、余力が出てきたらぜひ取り組みたいところです。
まとめ
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1年目 | チラシ配りに力を入れ、実績と写真を貯める |
| 1年目〜2年目 | ホームページの記事・作業日記・会社情報を充実させ、Googleにも投稿・クチコミを増やす。もちろんチラシも継続 |
| 3年目 | 三脚とスマホでYouTubeを本格化し、動画資産を増やす。もちろんチラシも継続 |
集客経路は「全部いっぺんに」ではなく、段階的に育てると無理が少なく長く効いてきます。
まずは1年目のチラシから始めて、実績を作りながら1年目〜2年目でホームページの記事を充実させ、3年目でYouTubeへと広げていきましょう。
焦らず、その年やるべきことに集中することが、結果的には早道です。
そしてチラシは塗装集客では欠かせない媒体です。ホームページやYouTubeで集客できるようになってもチラシは配り続けてください。
これは「種まき」と一緒です。
収穫したければ種を撒かないといけません。
サボって種まきをやめてしまうと後で大きなダメージを受けてしまいます。
地元で愛される会社にするためには定期的にチラシを配り「頑張っている姿を見せる」ことが大事です。
「ああ。またこの会社のチラシが入ってきたわ。頑張ってるわね。お願いしてみようかしら」という流れに持っていけます。
チラシはコストがかかるものですが、それ以上に収穫も大きいので3年目以降もチラシ配布は継続していきましょう。

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