塗装職人のホームページはいつ作るべきか?元請け集客を始める前の判断基準

チラシ・地域密着集客
塗装集客ラボ|富澤
塗装集客ラボ|富澤

このページでは塗装職人、あるいは塗装会社がいつからホームページを作るべきかについて解説していきます。

「ホームページを作れば、仕事が来る」

そう聞いて、制作会社に30万円払った職人を、私は知っています。きれいなサイトができあがった。でも、更新できない。投稿もできない。半年経っても、問い合わせはゼロのまま。

逆に、「ホームページなんて後でいい」と思って、チラシだけ配り続けている職人もいます。それも、半分正しくて、半分間違いです。

ホームページは、魔法の箱ではありません。でも、ないよりはあった方がいい。ただし、立派である必要はない。

この記事では、私がWordPressでホームページを自分で作り、1年後に初めて「ホームページを見ました」という問い合わせが来た話をもとに、いつ・どう作るべきかをお伝えします。


この記事でわかること

  • ホームページが必要になる場面と、不要だと思い込みやすい場面
  • 最初から高額なサイト制作が必要とは限らない理由
  • チラシ・紹介・ホームページの役割の違い
  • ホームページを持つ前に整理したいこと(と、整理しすぎないこと)
  • お客様がサイトで確認したい情報
  • 制作会社に依頼する場合の注意点
  • 自分で作る場合の考え方

お客様が見ているのは、デザインではありません

他社のホームページを見ると、落ち込みます。

写真がきれいで、レイアウトが整っていて、文章もプロが書いたように読める。クオリティが高すぎて、「自分には無理だ」と感じる。

記事2(一人親方が元請け仕事を取る最初の方法|塗装職人は何から始める?)でも書きましたが、私はしばらく他社のサイトを見ないようにしていました。見れば落ち込むからです。

でも、実際のところ、お客様はホームページのデザインやクオリティを気にしていません。

気にしているのは、こういうことです。

どんな仕事をしてくれるのか。

どんな社長、もしくは職人なのか。

信用できる会社なのか。

費用はいくらなのか。

綺麗でおしゃれなホームページだけど、心に響かない。

それより、簡素でダサくても、自分の思いを熱く伝えているホームページの方が、「稼げるホームページ」になります。

ホームページは自己満足ではダメです。

そう。稼げるホームページじゃなきゃ、存在する意味がありません。

ここは非常に大事なところなのでもう一度言います。

綺麗でおしゃれなホームページなどいらない。ダサくても稼げるホームページである必要がある

我が社のホームページで見てください。

ハピクルリフォームHP

画像が動いたり動画が流れたりはしませんし、プロが作ったような凝ったデザインにはなっていません。でもこのホームページは年間1000万円近く稼いでいます。

だから、最初から立派なサイトを目指す必要はない。

「インターネット上に、自分の店を存在させる」——これが、いちばん大事なことです。

どんなに簡素でダサくても、早い段階でネット上にいる。そこから育てていけばいいのです。


チラシは営業マン、ホームページはお店です

チラシとホームページは、全く別物です。

私の感覚では、こういう役割分担です。

チラシは、営業マン。

たった一人のお客様に向けて、強いメッセージを届ける。手に取ってもらえる。興味を持ってもらえれば、次の段階へ進める。飛び道具、と言ってもいいかもしれません。広告費がかかりますが、反応は早い。

ホームページは、お店。

不特定多数の人が見る、情報館のようなもの。城、と言う人もいます。チラシで興味を持った人が、さらに詳しい会社情報を読んで、納得したうえで問い合わせてくれる場所。お客様の背中を、一押しする役割でもあります。

チラシにQRコードを載せたのは、このためです。チラシだけでは行動に移せない方もいます。もう少し情報が欲しい、施工事例をもっと見たい——そういう方に、ホームページを見てもらう。決め手にしてもらう。

そして、ホームページは一度作ってしまえば、チラシのように毎回広告費がかかりません。最初はアクセスゼロです。それでも、日々の作業記録を投稿していくことで、アクセスは増えていきます。ホームページから問い合わせが来るようになれば、広告費をかけずに仕事を取れる。利益を確保しやすくなるし、値引きの余地も生まれます。

紹介は、また別の入口です。信頼のある人からの一言は、強い。ただ、紹介だけに頼ると、量を自分でコントロールできません。チラシとホームページは、自分で育てられる資産です。


私の場合:最初からWordPress、1年後に初めての問い合わせ

私は、仕事を始めるときにすぐWordPressでホームページを作りました。

独学でホームページ作成を勉強して、自分で作れるようになっていました。いろいろ調べた結果、WordPressが良いという情報がありました。ですので本やネット上にある情報を調べながら自分でWordPressを作れるようにしました。

最初は訳がわからないことばかりでしたが、慣れると使いやすいです。

無料サービスは他人に依存してしまいます。そのサービスが終了すれば自分のホームページも消えてしまいますし、アカウントを消されてしまえば一瞬で自分の資産が消えてしまいます。

自分のホームページは、資産になります。

「ホームページを見ました」という問い合わせが来たのは、作ってから1年後くらいです。

最初の頃は、毎月10記事程度、作業記録を投稿していました。毎週欠かさず、という感覚に近いペースです。そういう行動があったから、1年で問い合わせが来たと思います。何も投稿していなければ、3年後でも来なかったでしょう。

ホームページを作ってから、Googleがちゃんと認識してくれるまでに、1年かかると言われています。だから、最初の1年はアクセスゼロだと思っておいた方がいい。何も更新していないホームページは、評価が上がらず、2年も3年もアクセスゼロを続けてしまいます。

ホームページで本気で集客したいなら、毎週投稿する覚悟が必要です。SEOについても、勉強する必要があります。後ほど、わかりやすく説明します。


1年目はチラシ、2年目からホームページ——現実的な順番

ここまで読むと、矛盾しているように聞こえるかもしれません。

記事2では「立派なホームページは最初から不要」「最初はチラシに注力」と書きました。今回は「早い段階でホームページを作るべき」と言っています。

両方、正しいです。整理すると、こうなります。

理想は、ホームページも最初からあること。

でも、それができる人は、なかなかいない。独学でWordPressを触れる人は、少数です。だから現実的には、最初の1年はチラシに注力して、仕事を取れるようにする。1年目はチラシのみでも、いいと思います。

2年目から、ホームページを本格的に育てる。

1年目でやった仕事の写真を撮っておき、ホームページに入れる。実績のある、質の良いホームページが、早く作れます。空っぽの立派なサイトより、施工写真と作業記録が載った簡素なサイトの方が、お客様には伝わります。

「立派なホームページは最初から不要」と言ったのは、制作会社に30万円払って、更新できないきれいな箱を作る必要はない、という意味です。「ネット上に存在しない」ことと、「立派であること」は、別の話です。

一人親方に「どちらを先に」と聞かれたら、私はこう答えます。

まずチラシで最初の1件を取る。

並行して、できれば簡素でもいいからホームページを置く。本気で育てるのは、2年目から。1年目の現場写真が、最高のコンテンツになる。


自分で作るか、制作会社に頼むか

私は、自分で作りました。

今は無料サービスでも、それなりに良いものは作れます。ただ、無料サービスはいつ終了するかわからないし、資産になりません。自分で所有できるWordPressの方がいい、と思っています。

制作会社に頼むと、制作費が30万円くらいかかるかもしれません。そのほかに、月額1万円かかることもあります。自分で作れば、制作費は数万円。月額1000円程度で運営できます。

AIに作り方を聞けば、わかりやすく教えてくれます。今は、独学のハードルは以前より下がっています。

制作会社に依頼する場合、一つだけ譲れない条件があります。

自分で投稿できるようにしてもらうこと。

これは必須です。更新できないホームページは、作った瞬間から古くなります。日々の作業記録を載せられなければ、Googleの評価も上がりません。きれいな箱を買うのではなく、育てられる店を作る。依頼するときは、そこを確認してください。


作る前に完璧を目指すと、手が止まります

ホームページを作る前に、整理しておいてよかったこと——正直、特にありません。

最初から整理しようとすると、手が動かなくなって、やめてしまいます。

作る前に考えるべきことは、一つだけです。

とにかく、ネット上に存在させる。

写真の撮り方、会社情報の言語化、問い合わせフォームの細かい設定——これらは、作った後で考えてもいい。最初から完璧を目指さず、少しずつ育てていく感じで十分です。

アクセス解析を見ると、料金、会社情報、職人紹介のページがよく見られています。「誰が、どんな想いで、どんな仕事をしているのか」を、よく見ているということです。

だから、顔写真を出すのは必須です。自分の思いを自己開示することも大事です。最初はページが少なくても構いません。顔と想いと、連絡先があれば、店は開けます。


SEOとは、ざっくり言うと「検索で見つけてもらうための整え方」です

SEO(エスイーオー)という言葉を聞くと、難しそうに感じるかもしれません。

難しい理論を全部覚える必要はありません。職人向けに、わかりやすく言うと、こういうことです。

お客様が検索する言葉で、ちゃんとした情報を、継続的に載せておくこと。

たとえば、新潟市で外壁塗装を探している人は、「新潟 外壁塗装」「新潟市 塗装 見積もり」などと検索します。Googleは、その検索に答えられるサイトを、上の方に表示します。

どうやって答えられるサイトだと判断するか。大きく言えば、次のような要素です。

お客様の疑問に答える文章があるか。現場の写真や施工事例があるか。サイトが定期的に更新されているか。地域名や工事内容が、自然な形で書かれているか。

毎週、作業記録を投稿する。現場の写真を載せる。「今日は〇〇市の〇〇様宅で、外壁の高圧洗浄を行いました」——こういう記事を積み重ねると、Googleは「このサイトは生きている、現場を知っている」と判断しやすくなります。

逆に、作ったきり何も更新しないサイトは、放置された看板と同じです。検索にも出てきにくい。

SEOを意識するとき、やってはいけないのは、検索語を不自然に詰め込むことです。「新潟 外壁塗装 安い おすすめ 口コミ」と、意味のない繰り返しは、読者にもGoogleにも嫌われます。

お客様の疑問に、現場の言葉で答える。それが、いちばん強いSEOです。


Googleビジネスプロフィールは、今すぐ始めた方がいい

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、私はホームページを作って1年後くらいに始めました。当時は、そこまで重要視されていない雰囲気がありました。

今は違います。Googleマップの口コミを参考にする人は、確実に増えています。なら、今すぐ始めた方がいい。

ホームページとの役割の違いは、こう考えています。

ホームページは、自分の城。じっくり読んでもらう場所。

Googleビジネスプロフィールは、地図上の看板。近くで塗装屋を探している人が、最初に目にする入口です。口コミ、写真、営業時間、電話番号——スマホでサッと確認される情報です。

チラシで興味を持った人がホームページを見る。地域で検索した人がGoogleマップで見つける。どちらの入口も、城に通じる道です。


最初に取り組む一歩

最後に、一人親方向けに、現実的な順番をお伝えします。

1年目:チラシに注力する

最初の1件を取る。現場で写真をたくさん撮る。これが、2年目のホームページの材料になります。

並行してできれば:簡素でもいいから、ネット上に存在する

WordPressでも、最初は1ページだけでも構いません。顔写真、想い、連絡先。立派さは不要です。

2年目から:ホームページを本気で育てる

1年目の施工写真と作業記録を載せる。毎週、投稿する習慣をつける。アクセスゼロの1年目を、覚悟しておく。

今すぐ:Googleビジネスプロフィールを登録する

ホームページより後でも遅くないですが、今なら今。口コミと写真を、少しずつ増やす。

制作会社に頼むなら、必ず「自分で投稿できるか」を確認する。更新できないサイトは、資産になりません。

「ホームページさえ作れば来る」と思っている方へ。作るだけでは来ません。育てる覚悟があるなら、早い段階から始める価値はあります。でも、最初の1件は、チラシの方が早いことが多い。そこを間違えないでください。


関連記事

一人親方が元請け仕事を取る最初の方法

1年目にチラシへ注力する理由と、最初の1件の取り方は、こちらの記事で詳しく書いています。

一人親方が元請け仕事を取る最初の方法|塗装職人は何から始める?

塗装チラシの作り方と失敗例

チラシにQRコードを載せて、ホームページへ誘導する流れは、記事3で解説しています。

塗装チラシの作り方と失敗例|反応が出ない職人に足りない視点

下請けを辞めたいが仕事がなくなるのが怖い塗装職人へ

集客全体の考え方や、いきなり全部を変えなくていいという話は、シリーズ最初の記事にあります。

下請けを辞めたいが仕事がなくなるのが怖い|塗装職人が選ぶ第三の道


無料教材のご案内

ホームページは、作って終わりではありません。チラシで最初の1件を取り、現場の写真を撮り、少しずつネット上の店を育てる。その流れ全体を、無料教材『下請けを辞めずに、最初の一件を取る方法』にまとめました。LINEでお渡ししています。

「いつ作るべきか」が見えたら、あとは順番どおりに進むだけです。気になった方は、よければ受け取ってみてください。

LINE登録後すぐに無料でお受け取りいただけます。

登録無料|現役の塗装職人が実体験をもとに作成

コメント

タイトルとURLをコピーしました